- 2012-07-14 (土) 0:00
- IMAをはしる(2012)
2012年7月12日(木)
この日はタイヤメーカー合同テストが行われ、多くのチームが鈴鹿4耐に向けた最後のテストを行いました。
今回、パウダーパフ・レーシングではWGP・全日本選手権などでレーシングメカニックとして活躍されている頼成(らいじょう)氏にセッティングの確認と調整を依頼し、ロングランテストを行いました。
1本目となる午前の走行は、夜中から降り続く雨のためフルウェットとなり、所により川ができているなど難しい路面状況ではありましたが、ダンロップ社レインタイヤを装着して走行。両者共にウェット時のベストタイムを大幅に更新しました。
2本目となる午後の走行は、お昼前には天気は回復傾向になり、ウェット路面からドライ路面へと変わる難しいコンディションの中ダンロップ社ドライタイヤに変更して走行。
川原・中原両選手はさらにお互いにとってベストなセットを見つけるため、精力的に走り込みました。
両ライダーとレーシングメカニックの3人でディスカッションを重ね、ベストなセッティングを模索します。
お昼休憩の際、8耐公式プログラム作成担当者が、4耐出場の注目チームを公式プログラムに載せるため、参戦する各ライダーのピットを訪ねており、パウダーパフ・レーシングの両ライダーもインタビューと写真撮影の取材を受けました。
多くの参戦チームの中からパウダーパフ・レーシングのライダーが掲載されるかどうかは、レース当日の公式プログラムを見るまで分かりませんが、購入された際にはぜひチェックしてみて下さい。
第1ライダー 川原みちよ選手コメント
「完全なウエット路面・レインタイヤでの走行は実は初めてだったのですが、イメージしていたほど怖いものではありませんでした。ダンロップ社の新製品のレインタイヤは、初乗りの私にも安心感を与えてくれました。また、頼成氏のアドバイスにより足回りのセッティングが非常に良い状態になり、午後のドライセッションはこれまで以上に走りそのものを楽しむことが出来ました。私1人で乗っていては、このセッティングには辿り着かなかったでしょう。このネガに気付かせてくれた相方に感謝したいと思います。今後、この状態を元に走り込みをするのがとても楽しみになりました。」
第2ライダー 中原優香選手コメント
「四耐前、最後となる合同練習でしたが、翌日までの天気予報は「大荒れ、雷雨」。現地に行くまで本当に走る事ができるのかすら分かりませんでした。プロのレーシングメカニックであるライジョウさん指導の下、今まで以上に川原選手とたくさんディスカッションしながら行った今日の練習は、無駄がないだけでなく、とても楽しい練習でした。マシンのセットもほぼ完璧になったのではないかと思います。次の練習はレースウィークとなりますが、今から楽しみで仕方ありません。」
監督 腰山峰子コメント
「中原選手、川原選手とも晴れ女なのか、レース経験は豊富な割りにウェットでの戦歴が極端に少なかったので、レースウィークが始まるまでにレインタイヤの感触を経験させたいと思ってたところ、まさに恵みの雨でした。
ダンロップレインタイヤは信頼性が高く、ドライのイメージとほぼ変わりなくコーナーを攻めることが出来るのは、私自身が何度もサーキットで経験しています。
男性に比較し、筋力の少ない女性はコーナ手前のブレーキング、立ち上がりのアクセルワークがタイトではないので、ウエットでは安定して周回を重ねることが出来ます。
楽しいと感じることができた今回のウエット走行を含めた練習は、ライジョウさんにいただけた的確なアドバイスも含めレースが近づいた一番大事な今の時期、ふたりにとって大きな自信に繋がったと思います。
決勝まで残すところ2週間になりました。ライダーは言うまでもなくヘルパーやクルーも体調管理を万全にしレースウィークを迎えようと努力しております。
なお一層のご声援をよろしくお願いいたします。」
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