- 2012-07-19 (木) 0:00
- MIRAIにつなぐ(2012-)
パウダーパフ・レーシングでは、電装系サポートとして北神電子サービスさんが協力をして下さっています。
「バイクレースをする人の1秒を助けたい。できるだけシンプルに安価に」
この信念の元、2010年より独自で開発したPICシフターを販売開始した北神電子サービス。
製品開発者の橋本さんご自身もバイクレースに出場しており、最初は友人知人の中でPICシフターが使用されてきたのですが、クチコミが広がり、今では日本全国にユーザーを抱えるまでになりました。
また、ただ開発した物を売るだけでなく、ほぼ製作コストのみで利益が出ていない中から、全日本参戦の選手へのサポートをするなど、モータースポーツ界への貢献にも注力されております。
ST600ではオートシフターの導入が制限されているため、今回新たに面白い物を考案、作成。そしてパウダーパフ・レーシングの車両に取り付ける事になりました。
既存のラップ計測器の磁気センサーなどを利用して、走行周回数をカウントするアイテム。
その名も自動LAP数カウンター「いまなんしゅうくん」。
その開発秘話などをお聞きしました。
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なぜ「いまなんしゅうくん」を作ろうと思ったのですか?
練習走行とかレースの予選、決勝中に、あれ?今何周目やったかな・・・と言うのが多々ありまして、市販のLAP計の液晶画面の見にくさもあり、今の周回数がはっきりと判れば、気分的に少しは楽かなと言うノリです。
橋本さん以外にどなたかの協力があったとお聞きしておりますが?
全日本ST600にもスポット参戦していて、”わいわいらぼ“を主催されている山村さんに全面協力してもらいました。
山村さん自身も現役の選手権ライダーですので、私達の気持ちが判ってもらえて、こちらからの要望もすんなりと伝わり、スムーズに事が運びました。
工夫した点などはありますか?
メーター周りに付けるので、できるだけコンパクトにする点でしょうか。
最新版は、トリガーコンバーター+ぴーらっぷぷらす(山村さん作)も内蔵していて、LAP計、センサー、電源を繋ぐだけで、配線もやりやすくなってます。
逆に難しかった点などもあるのでは?
視認性を良くするために、できるだけ大きい表示にしたいのですが、コンパクト性と相反するので、そこら辺りの妥協点を見つける事でしょうかね。
この点に関しては、私のような年寄りでも良く見えるので、現状でまずは良しとしてます。
「いまなんしゅうくん」はどのラップ計測器に対応しているのですか?
信号さえ合えば(合わせば)どのような計測器でも使用可能です。
現状で確認できてるのは
P-LAP、LAP-SHOT、HRCロガー?、DUCATIのメーター内蔵LAP計
センサーは磁気と赤外線等々
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今の所、販売などは考えていないそうですが、興味がある方や導入してみたいと思った方は、一度北神電子サービスにお問い合わせ下さい。
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